書評:フリクションガール

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フリクションガール

Twitterで相互フォローして/させていただいているnogaさんがヤングチャンピオンにボルダリングマンガ「フリクションガール」の連載を始めたとのことで、遅ればせながら購入して第一話を読ませていただきました。

初連載の新鋭が描く
女子高生✕ボルダリング
ゆるふわ青春グラフィティ!!

ヤングチャンピオンより

まず、クライミングを題材にしているということで最も気になるのがムーブや壁、ホールドなどの詳細に矛盾点や「ん?」となる点がないかということですが、まったくもって非の打ち所がありません。

TwitterやInstagramを見るとnogaさん自身がかなり強いクライマーであることは間違いなく、作品の端々にボルダリングへの愛とこだわりを感じます。

非常階段でのダブルダイノの描写、語りのシーンでリードで絶壁を登っているときの手のアップがクリンプになっていること、Rocky品川店のホールド描写、「登攀る」と書いて「のぼる」と読ませる、などなど本物のクライマーのこだわりが満載です。

特に、初めてボルダリングをする主人公がゴールホールドをつかもうとして「あぁっ!」ってなって「!!!」ってなってから「おぉあぁ!!」ってなるシーンなど、「まさにそうだよね。そんな感じだよねー」という感じで共感することしきりです。
※詳しくはヤングチャンピオンでお読みください。

画のタッチもヤングチャンピオン内では最もポップで万人受けする絵柄で、主要登場人物の二人、うーちゃんとギャオにも好感が持てます。

第二話がとても楽しみな作品です。

ヤングチャンピオン 2019年14号:Amazonで見る

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